アカシヤの街 大連

青泥と呼ばれる小さな漁村にすぎなかった大連は、現在「北海の真珠」と称される躍進中の経済都市。この町が注目を浴びるようになったのは、1898年に帝政ロシアの租借地となったときから。日露戦争後は日本に占領され、現在も当時造られた洋風建築が残る。街並みは美しいが、中国の人々にとっては占領の証でもあるもの。近代の歴史を考えながら街を散策したい。中山広場は大連の中心。大連賓館(旧大和ホテル)、中国銀行遼寧分行(旧横浜正金銀行大連支店)などの洋風建築が立ち並ぶ。街の北にある大連港は活気あふれる大貿易港。また海岸沿いには星海公園、老虎灘といった美しい海浜公園や海岸が数多くある。大連は旅順への入り口でもある。
大連は中国のリゾートランド。鄧小平も夏は避暑にきたところ。日本からも近く、福岡ー大連は1時間半。毎日2社の航空会社が運航。東京、大阪、名古屋、広島、富山、札幌、仙台便も運航。人口約600万人。都市部に約250万人が住んでいる。日本人は居留許可を申請している人は4000人。これに流動人口を加えると1万人くらい。市は6区からなり、ショッピング、ビジネス、歓楽街の中心が」中山区。西岡区は副都心的。ソフトパーク区はITの拠点。パナソニックやDELL,富士通デバイスなど組み込み系のソフト開発と日本のオフショア開発など中小の企業が集結。市内から車で30分くらいに位置する開発区は日本の東芝、オムロン、アイリス大山や食品加工会社などあり、ここに日本からの駐在員が2000人ほどいる。ここは駐在員向けの日本式居酒屋、クラブなどがひしめき合っている。203高地など戦争の傷跡を残す旅順区は郊外にあり、農村風景が広がる。海外向けフローリング、建具、家具、木のバットなど木工製品工場がある。
大連の概要
大連、それは紺碧の海に抱かれた中国北方の一粒の煌めく真珠のような都市であり、中国東北部から海外に開かれた玄関口でもある。過去何度もこのロマンチックな色彩に溢れている街に訪れた日本の著名な作家である清岡卓行先生は、1970年自ら執筆し、大連を語る小説—「アカシアの大連」を出版した。数十年経ち今の大連は清岡先生が書かれた当時の大連から、大きく変貌した。2007年に「夏のダボス」(世界経済フォーラム)が大連で開催され、大連は国際色豊かなニューチャンピオンシティーだと言われている。
今日の大連は、インフラが完備し、交通も便利になっている。海外でもよく知られている大連港は年間貨物1億トン余を取り扱い、名古屋港、大阪港、横浜港、下関港、境港等との間に国際定期船が就航している。大連周水子国際空港は、既に国際、国内路線合わせて121余りの路線を有しており、日本を往復するフライトも週68便ほどある。
今日の大連は、経済と社会の発展が更に加速し、総合経済力が顕著に強まりつつある。目下、大連には中国北方における最大の国家級経済技術開発区、保税区、輸出加工区、ハイテクゾーン、それに金石灘リゾートゾーンがあり、ぺトケミ、新素材、エレクトロニクスインフォメーション、機械電子の一体化製造、食品加工、バイオ製薬、ソフト開発等の現代的な産業群が形成されている。
今日の大連は、公園・広場が点在し、緑が溢れ、美しい環境に囲まれた町作りは日進月歩の発展を遂げている。中国東北地方における最も奇麗な「ガーデンシテイー」は、それぞれ 全国文明都市と観光都市とフォ-ブス中国トップ商業都市の一つになっており、2001年には国連により「グローバル環境ベスト500」都市に選ばれた。
大連は中国北方の主要な港湾都市。
地理的条件に恵まれ、三方を海に囲まれている。風光明媚で、気候も穏やか。
(北緯38-40゜、年間平均気温10℃、降水量750mm、温帯モンスーン性気候)
84年以降、中国の代表的な外資導入窓口に。大連港は1899年に設立され、2007年荷物取扱量2.2億トン。現在160余りの国及び地域と貿易を行なっている。省レベルの経済管理権限を有する国家計画単列市。
面積 12,574km2 人口 600万人
市制 6区 中山・西崗・沙河口・甘井子・旅順口・金州(うち市街地=中山・西崗・沙河口・甘井子)
都市住民1人当たり年平均可処分所得 約 23万円
農民1人当たり年平均手取収入 約 12万円
一人当たりGDP 約 70万円
賃金 店員などは 1~1.5万円くらい 工学系大卒の初任給 3万円 IT系は平均6,7万円位である
労働力
大連地区では予備人材の質が高く、労働力資源は豊富である。現在の労働者総数は131.2万人であり、各分野の専門技術者は25万人である。外国企業で働いている従業員は20万人である。毎年新卒労働力が8.7万人あり、外資企業の雇用需要を十分に満足できる。また大連の農村地域より豊富な供給があり、高等教育を受けた人材も多い。中国の他の地域と比べ、大連の労働力は教育程度が高く(高校卒70%を占め)、勤務の態度も良く、定着率が高い。
大 学 17
高等専門学校 15
中等専門学校 22
高 校 75
中 学 201
職業学校 59
研究機関 300以上
■銀行口座 大連
年に何度も中国旅行をする方には、中国で銀行口座を開設をおすすめする。
銀行口座はパスポートがあれば外国人でも簡単に開設することができる。
現地住所の記入が必要だが、銀行によっては日本の住所でもいい場合もある。
銀行には、外貨業務に強い「中国銀行」では、人民元口座はもちろん、外貨口座の開設も可能で、1つの通帳で両方管理できて便利である。
なお、外貨口座内のお金をそのまま外貨で引き出すことが可能だが、最近別途手数料が課されるようになった。
その他の銀行としては、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国交通銀行などの銀行がある。
これらの銀行も大規模な店舗であれば外貨を取り扱っている場合がある。
〇口座開設の方法
*人民元口座
人民元口座の開設には、身分証明書(パスポート)の提示が必要。
普通預金口座の最低預け入れ額は、1元から。
キャッシュカ ードも作れるが申込時には身分証明書が必要となる。
*外貨口座
外貨口座の開設には、身分証明書(パスポート)の提示が必要。
普通預金口座の最低預け入れ額は、20元相当以上の外貨。
*1日の引出限度額
ATMからは 2万元まで 1回は2000元くらい
それ以上の現金引き出しは、窓口で対応可能。但し5万元を超える場合は、パスポートなど身分証明書が必要。
*银联カードを日本で使用
中国の银联カードは日本でのクレジット決済の他に、郵便局や東京三菱UFJ銀行のATMから日本円での引き出しが可能。1日の引出限度額は、1万元。
■日本から中国への送金
日本から中国への送金方法は二つあり、銀行か郵便局を利用することになる。
〇海外送金の方法
*銀行の場合
中国への海外送金業務は日本の大手銀行であれば取り扱っているところが多い。
中国の企業の外貨口座に送金する場合は、所定の用紙に必要事項を記入し、振込手数料(電信扱いで4000円から6000円くらい)を支払う。
この他、円建の場合は別途手数料1,500円が、米ドル建の場合は両替手数料(1ドル当たり1円)が必要な場合もある。
更に、中国側で受け取る際にも手数料がかかる場合があり、手数料は銀行によって若干異なる。
電信扱いの場合、送金手続きをしてから中国の銀行で入金の確認ができるようになるまで、だいたい3、4日かかるので、時間に余裕をもって送金したほうがいい。
*郵便局の場合
国際送金(Japan international postal money order)を利用することになるが、中国へは、米ドルのみの取り扱いとなる。





